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【風】世界相手に闘志見せて(産経新聞)

 1勝もできずに1次リーグ敗退が決まり、悔しさだけがつのった前回ドイツ大会から4年。日本代表はいよいよ今夜、カメルーンとの初戦を迎える。

 だが、指揮官がベスト4という高い目標を掲げるのとは裏腹に、これまで当欄に寄せられた意見では「過度の期待は禁物」といった控えめな言葉が目立つ。

 《世界の強豪が集うW杯で、私が望むのは1勝です》とつづったのは、日本代表を応援し続けてきたという大阪府の主婦(33)。4強という目標については《選手に対するゲキだと考えた方がいい。日本はプロリーグ発足から20年もたっていないサッカー後進国。もっと日本の実力を冷静にみるべきだ》と唱える。

 確かに、今回1次リーグで対戦するオランダやデンマークの欧州勢に比べ、国内プロリーグの歴史は浅い。カメルーンはそれほど国内リーグが盛んではないが、代表メンバー23人中22人がレベルの高い欧州リーグでプレーしている。

 W杯での成績も、日本は自国開催だった2002年を除けば1勝もしていない。英国のブックメーカーがつけた優勝国予想の最新オッズは、出場32カ国の下から5番目となる約400倍。世界の評価は低い。

 《メッシは「母国のため、家族のため、チームのために戦う」と意気込んでいた。こういう闘志を日本選手に全試合で見せてほしい。それができれば、全敗でも恥じることはない》。会社員の男性(24)は、アルゼンチンのスーパースターの言葉を引き合いに出し、日本選手へげきを飛ばす。

 総じて読者の意見は、お世辞にも調子がいいとはいえない日本代表について、冷めた見方が目立つ。それでも、大阪府高槻市の男性(48)が《日本サッカーの魅力は、なんといってもワンタッチの素早いパス回しに代表されるスピード。これがシュートまでつながれば、かなりいいところまでいくのでは》と記したように、期待を寄せる声もある。

 日本代表に対するさまざまな思いはあるにせよ、本番の大事な初戦。まずは一丸となって、ファンが期待する1勝を手にするよう応援しようじゃありませんか。(一)

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長谷川穂積「世界一強い父、再び見せたい」 ベスト・ファーザー賞に8人(産経新聞)

 父の日(6月20日)を前に、各界を代表するすてきなお父さんを選ぶ「ベスト・ファーザーin関西 イエローリボン賞」(日本メンズファッション協会など主催)の授賞式が2日、大阪市北区のホテルで開かれ、元WBCバンタム級王者の長谷川穂積さん(30)ら8人が選ばれた。

 他の受賞者は、荒井正吾・奈良県知事▽佐藤茂雄・京阪電気鉄道CEO▽松澤佑次・住友病院院長▽徳岡邦夫・京都吉兆嵐山本店総料理長▽歌手の谷村新司さん▽プロ野球・楽天の田中将大投手の父、田中博さん▽野球解説者の東尾修さん。

 授賞式で、4月に11度目の防衛に失敗した長谷川さんは、「剣玉に失敗すると、子供から『試合に負けたからだ』と言われ、精神的に強くなった」と会場を沸かせながらも、「『世界一強い父親』と言ってもらえるよう、父親修行もしたい」と王者奪還に意欲を示した。

 また、娘の理子さんの結婚式を控えた東尾さんは「娘をとられるような感じだが、親子のきずなのほうが強い」と、新郎の石田純一さんに対抗心を燃やしていた。

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GDP名目成長率4%、「みんな」が公約の柱(読売新聞)

 みんなの党は11日、夏の参院選公約の柱となる成長戦略の原案を決めた。

 国内総生産(GDP)の名目成長率4%を目標として明記し、アジアの社会基盤(インフラ)整備に国内企業の参入を促進させるための円借款や円建て債の活用などを打ち出した。租税特別措置の見直しを財源とする法人税の減税も盛り込んだ。

 当面取り組む課題として、日銀法を改正し、政策目標とする物価を政府と日銀が共同で設定することを掲げた。ただ、法人税率の引き下げ幅などの具体的な数値は明記していない。

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「援デリ」運営の高校生逮捕 少女ら使って1千万円売り上げ(産経新聞)

 インターネットの掲示板で援助交際相手を募って少女らを紹介する「援デリ」を運営したとして、警視庁少年育成課と碑文谷署は児童福祉法違反(淫(いん)行(こう))と売春防止法違反(周旋)の疑いで、住所不定、私立高校2年の男子生徒(18)を逮捕した。同課によると、男子生徒は昨年3月から18歳未満の少女ら約25人に売春させ、計1千万円を売り上げていたとみられる。

 同課によると、男子生徒は「金持ちになって折り合いが悪くなった同級生を見返したかった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は昨年11月16日、都内の私立高校1年の女子生徒(15)が18歳未満と知りながら、品川区の会社社長の男(38)に紹介し、台東区上野のホテルで女子生徒に4万円でわいせつな行為をさせたとしている。

 同課によると、男子生徒は携帯電話のネット掲示板に「1日3万円以上稼げる仕事を紹介します」などと書き込み、少女らを募集。およそ1回2〜3万円でわいせつ行為をさせ、うち少女らには1万5千円を手渡していた。

 男子生徒は昨年3月に山口県から上京し、風俗情報雑誌で援デリの特集記事を読み、犯行に及んだという。

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 環境省は22日、新潟県佐渡市で巣に卵があるのが確認された放鳥トキのペアのうち、雌がくちばしで卵1個を突き刺し、巣の外に捨てたと発表した。巣にはまだ2個以上が残っているとみられ、ひながかえる可能性はあるという。

 環境省によると、ペアは08年に放鳥された3歳の雄と、09年放鳥の1歳の雌。捨てられた卵が有精卵か無精卵か、何番目に産んだものかは不明。雌はその後も卵を温める「抱卵」行動を続けている。

 環境省佐渡自然保護官事務所の笹渕紘平自然保護官は「飼育下のトキでも卵がふ化しない無精卵だったり、有精卵でも成長しなかったときには捨てることがある」と話している。【畠山哲郎】

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火山噴火 ぐったり 空港寝泊まり150人(毎日新聞)

 「いつになったら飛べるのか」−−。アイスランドの火山噴火の影響で欧州に飛ぶ日本発着便も航路が断たれて、19日で5日目を迎えた。空港で足止めされベンチなどで寝泊まりしながら運航再開を待つ外国人が徐々に増え、同日、成田国際空港で約100人、関西国際空港でも40〜50人が朝を迎えた。成田だけでもこの日、出発、到着合わせて運航を取りやめたのは44便。旅行者の疲れといら立ちが目立つ。

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 午前5時、成田国際空港第1ターミナルの出国ロビー。一斉に照明が点灯し、ベンチや床に横になった旅行客が眠そうに目をこすりながら起きあがる。さっそく、帰国便を確保しようとパソコンや携帯電話を使って必死に情報を求める人も。チェックインカウンターには、まだ係員が来るまで1時間以上あるというのに、運航状況を問い合わせようとする乗客の長い列ができた。

 気象条件による欠航では原則として航空会社は宿泊提供義務を負わない。乗客の中には周辺のホテルに自費で宿泊している人もいるが、格安旅行の旅行客には想定外の出費になる。

 フランスから1週間の予定で京都や広島を観光に訪れた電子部品販売会社員、ボリス・ソロミックさん(24)は搭乗予定だったエールフランスのパリ行きが飛ばず、17日からロビーに滞在。「アジア、中東経由での帰国も考えたが、運賃が高すぎる。予約できたのは30日のフライト。安く宿泊できる方法がないかフランス大使館に相談してみる」と途方に暮れた様子。「非常にストレスを感じる。ヨーロッパの空港で簡易ベッドや軽食が用意されたというニュースも目にした。対応が全然違う」と不満を訴えた。

 2週間の休暇を日本で過ごし、リヒテンシュタインへ帰国するためにルフトハンザドイツ航空のミュンヘン行きの搭乗を待つ高校教諭のピーター・ブッシェルさん(44)は、19日が新学期の初日だった。「メールで勤務先に状況を伝えた。航空会社に聞いても『再開のめどは分からない』と繰り返すだけ。日本の桜は素晴らしかったのに、最後にトラブルに巻き込まれて参った」と疲れた表情。「ニュースを見たり、航空会社のサイトを見るためにインターネットを使いたいのだが、空港のパソコンは料金が高いので困る」と話した。【山田泰正、酒井雅浩】

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 今年夏の参院選大阪選挙区(改選数3)に民主党公認候補として立候補するタレントの岡部まり氏(50)が14日午後、小沢一郎幹事長と共に大阪市内で会見する。民主党は同選挙区で、現職の尾立源幸氏(46)=1期目=を既に公認候補として発表しており、同党からは2人目。89年から朝日放送の人気番組「探偵!ナイトスクープ」に秘書(アシスタント)として出演。過去にも旋風を起こしてきた「大阪タレント票」の行方に、各党は戦々恐々としている。【堀川剛護、佐藤慶、平川哲也】

 同選挙区には、尾立氏のほか▽自民現職の北川イッセイ氏(67)▽公明新人の石川博崇氏(36)▽共産新人の清水忠史氏(41)▽社民新人の大川朗子氏(52)らが立候補を予定している。

 大阪選挙区では01年以降、3回連続で民主、自民、公明が議席を分け合ってきた。民主府連は、2人以上の改選区には複数候補を立てる党方針に従い、昨年10月、大阪選挙区からの2人擁立を決めた。労働組合を中心に組織的な支持基盤を持つ尾立氏との「共倒れ」を避けるため、無党派層にも人気があるテレビ出演者を中心に人選していた。岡部氏は長崎県出身。

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<出資法違反容疑>石油輸入販社役員らを逮捕 広島県警など(毎日新聞)

 インドネシアでの石油採掘事業を巡る出資法違反事件で、広島、熊本両県警の合同捜査本部は4日、石油輸入販売会社「ジャパンエージェンシー」(熊本市)取締役、田添正太郎(72)=同市新土河原2▽同社勧誘員、西尾つたゑ(65)=兵庫県朝来市和田山町竹ノ内=の2容疑者を同法違反(預かり金の禁止)容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は、2人は社長の永野衛容疑者(64)=同法違反容疑で1日逮捕=と共謀。田添容疑者は03年11月〜08年8月、香川県の自営業女性(56)ら5人から計1億2300万円を、西尾容疑者は05年5月〜08年8月、兵庫県の店員女性(42)ら2人から計2950万円を、それぞれ違法に出資させたとしている。

 捜査本部によると、田添容疑者は約15年前から同社の運営に携わり、会計担当として永野容疑者とともに業務全般を統括。西尾容疑者は約10年前から出資し、勧誘もしていた。【中里顕】

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「コメントは不可能」=長官銃撃時効でひかりの輪(時事通信)

 国松孝次警察庁長官(当時)銃撃事件の時効成立を受け、オウム真理教から脱会した上祐史浩前代表が率いる「ひかりの輪」は30日、内部調査の結果、教団の関与は不明だったとして「コメントは不可能」との文書を発表した。
 ひかりの輪は教団の継承団体ではないと強調。警視庁が教団信者を容疑者グループと断定したことにも「当否を論じることはできない」とした。 

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誤った先入観で取り調べ=DNA鑑定過信、自白迫る−足利事件の捜査検証(時事通信)

 1990年に4歳女児が殺害された足利事件で、無期懲役確定後の再審で菅家利和さん(63)の無罪が確定したことを受け、警察庁と栃木県警は1日、捜査の検証結果を公表した。当時導入間もなかったDNA型鑑定を過大評価して、誤った先入観で虚偽の自白に追い込んだとし、「自白のみを求める姿勢で取り調べをしたのは誠に不適切だった」と結論付けた。
 警察が個別の事件を検証、問題点を公表するのは2008年1月の鹿児島県議選買収無罪、富山女性暴行冤罪(えんざい)の両事件以来3例目。
 検証報告書によると、捜査幹部や捜査員は、当時のDNA型鑑定の精度に対する理解が不十分なまま、警察庁科学警察研究所の鑑定で、被害女児の下着に付いた体液と菅家さんの型が一致したとの結果を重視。「ほぼ間違いなく菅家さんが犯人だろう」との誤った認識を持った。その結果、菅家さんの虚偽自白で説明できなかったり、裏付けが取れなかったりする部分について、事件から約1年半が過ぎたことによる記憶違いなどと安易に判断し、矛盾点を吟味する捜査を怠った。
 意図的誘導や供述の押し付け、暴行は見受けられないとした。一方で答えに詰まる菅家さんに対し、捜査員から積極的に事実を確認する取り調べをし、期待する供述が得られるまで繰り返し質問したことがうかがわれると言及。「菅家さんが迎合する可能性に留意しなかった」とも指摘した。
 捜査態勢では、供述内容をチェックする立場の捜査主任官が取り調べを担当し、信用性の検討が不十分だったとした。
 科警研のDNA型鑑定については、当時の技術レベルでは適正に行われたが、一致の根拠となったネガフィルムの記録が保管されていない点などを問題に挙げた。 

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